岡田閑林おかだかんりん
時代 | 江戸時代 |
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カテゴリー | 絵画、書画,掛け軸 |
作品種別 | 絵画 |
プロフィール | 岡田 閑林(おかだ かんりん、安永4年(1775年) - 嘉永2年11月7日(1849年12月21日))は江戸時代後期の文人画家。 名は錬(練)・武功、字は石補・子豊。閑林・梯陰と号した。 岡田閑林(おかだ かんりん、安永4年=1775年~嘉永2年=1849年12月21日)は、江戸時代後期を代表する文人画家です。江戸生まれ、本名は錬(ねり)、字(あざな)は石補・子豊。号に閑林(かんりん)や梯陰(ていいん)を用いました 。 生涯と画業 幕府御用絵師・谷文晁(たに ぶんちょう)の高弟として入門。 沈南蘋(しん なんぴん)流の写実的かつ装飾的な花鳥画を得意とし、山水や人物画も描いた。 江戸・目白台の組屋敷に居住。渡辺崋山(わたなべ かざん)ら当代の文化人とも交流。 嘉永2年(1849年)没、享年75。墓所は四谷塩町・長善寺。 代表作 『閑林画譜』(Kanrin gafu, 1845)…木版画集。花鳥・山水・人物を集大成した画譜で、メトロポリタン美術館等が所蔵 。 花鳥図押絵貼屏風(板橋区立美術館所蔵)…沈南蘋風の精緻な花鳥表現が光る六曲一双屏風。 玉堂富貴孔雀小禽図(摘水軒記念文化振興財団寄託)…孔雀と小鳥を鮮やかに描く名品。 薔薇菊図(齋田記念館)…江戸後期の花鳥画の優品。 門弟 大田原愛清、森村采園、間野凸渓、佐竹義祚ら多数を育成。 刊行物 『閑林画譜』(1845年) 岡田閑林の作品は、精緻な筆致と南蘋風の華麗さを併せ持つ“江戸文人画の粋”として、国内外の美術館・個人コレクションで高く評価されています。 |