高田円乗たかだえんじょう
時代 | 江戸時代 |
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カテゴリー | 絵画、書画,掛け軸 |
作品種別 | 絵画 |
プロフィール | 高田円乗(たかだ えんじょう、生年不明–文化6年〈1809年〉没)は、江戸時代中期から後期にかけて江戸で活動した狩野派の絵師です。狩野派にあっては「表絵師」格であった加藤文麗(狩野派木挽町系)の門人と伝えられ、のちに歴史画家・菊池容斎(『前賢故実』著者)の師匠として知られます 。 略歴 本名・俗称:正和(しょうわ)、通称・庸助、号は円乗(別号:文庸斎) 出身・居住:江戸(御徒町摩利支天横町) 師事:加藤文麗(木挽町狩野三代)/一説に狩野養川院惟信の門人とも 身分:江戸幕府御徒士衆(『江戸方角分』に「御徒隠居」と記載) 没年:文化6年(1809年)、享年不詳 晩年には剃髪し隠居。天明期(1781–1789)から文化年間(1804–1818)にかけて、絵巻・絵本など多彩な作品を制作し、同時代の文人画家・大田南畝や朋誠堂喜三二とも交流を持ちました 。 画風・特色 漢画風を基調としつつ、和漢折衷的な柔らかな筆致 歴史・儒教的人物画に長け、人物表現の緻密さと抒情的余白が特徴 師・文麗譲りの「写実と画意」の融合を目指した作画姿勢 主な作品 作品名 形式 制作年 所蔵先 備考 『加言二十四孝』 絵巻三巻 — 国立国会図書館 挿絵付き孝行物語集 『孔子行状図解』 挿絵本 寛政元年(1789) 国会図書館 孔子伝記図解 『人物草花図巻』 巻子装 寛政12年(1800) 東京藝術大学美術館 紙本墨画淡彩 『釈迦誕生図』 掛幅 寛政11年(1799) 麟祥院 寄進作、款記あり 『峨山慈棹像』 掛幅 文化5年以前 麟祥院 隠山惟琰賛 『三十六歌撰絵巻』 絵巻 不明 東京大学総合図書館 大田南畝賛 教え子 菊池容斎(文化2年〈1805年〉入門)― 歴史画『前賢故実』著者として明治期まで大きな影響を与えた。 所蔵・文化財指定 国立国会図書館、東京藝術大学大学美術館、麟祥院ほか寺社に多数残存 『人物草花図巻』は文化遺産オンライン登録作品 。 |