廣田実雪ひろたさねゆき
時代 | 昭和22年〜 |
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標準発表価格 | 530,000 円 |
カテゴリー | 陶磁器全般 |
作品種別 | 伝統工芸・異色作家 |
プロフィール | 福岡県出身。 廣田実雪さんは、日本の伝統陶芸、特に薩摩焼における釉上彩(うわぐすり)技法の名手として知られています。以下は、廣田実雪さんに関する詳細な情報です。 経歴と背景 生年と出身 廣田実雪さんは1947年に福岡県で生まれました。 キャリアの始まり 1980年に白薩摩の釉上彩繪師として窯を開き、その後30年以上にわたり、薩摩焼の伝統技法を基盤に独自の表現を追求されてきました。 作品の特徴と技法 薩摩金襴手の技法 廣田さんは、薩摩焼の中でも特に「薩摩金襴手」と呼ばれる豪華な釉上彩技法で知られています。この技法は、白い陶土に細かな釉裂(うわぐすりのひび)を持たせ、その上から金彩を施すもので、非常に精緻かつ華やかな装飾効果が特徴です。 精緻な筆致 極細の筆を用い、下書きなしで直接絵付けを行うため、作業には緻密さと集中力が求められ、時には3か月以上にわたる没頭の末に完成する作品もあると言われています。 装飾美と高貴な表現 廣田さんの作品は、金彩を効果的に使用することで、華やかさと高貴さを併せ持っています。伝統的な吉祥文様や自然・宗教的モチーフを巧みに取り入れ、派手になりすぎず、上品な美しさを表現しています。 伝統と革新の融合 彼は、京都で学んだ友禪染の技法など、伝統的な美意識を幅広く研究し、寺社や能劇の衣装などからインスピレーションを受けるなど、古来の技法を現代的な感性で再解釈している点も大きな特徴です。 展示活動と評価 国内外での展示 廣田実雪さんは、国内外で多数の個展や展覧会を開催しており、2014年には台湾で大型個展を開催、現地でご自身が実際に制作過程をデモンストレーションするなど、その技術と情熱が高く評価されています 批評家・文化人からの評価 その作品は、伝統陶芸の枠を超えた芸術性を有するとして、評論家や文化人からも絶賛され、薩摩焼の可能性をさらに広げる存在として位置付けられています。また、金彩の使用に関しても、豪華さを追求しながらも上品で洗練された表現が、見る者に強い印象を与えています まとめ 廣田実雪さんは、1947年生まれの釉上彩繪師として、白薩摩の伝統と技法を背景に、薩摩金襴手という極めて精緻な装飾技法を確立しました。伝統的な美意識を受け継ぎながらも、独自の革新的な表現で国内外で高い評価を受け、陶芸界における重要な存在となっています。彼の作品は、金彩の華麗さと上品さ、そして一つ一つの制作に込められた職人魂が感じられる、真の芸術品として多くの人々を魅了し続けています。 |