米陀寛よねだかん

時代 1917〜2005年
標準発表価格 240,000 円
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家
プロフィール 米陀寛(よねだ・かん)
1917年 栃木県出身
1967年 第10回日展特選
1969年 第1回日展特選

米陀 寛(よねだ かん、1917年 - 2005年8月28日)は、栃木県宇都宮市出身の日本画家です。1936年に下野中学(現・作新学院高等学校)を卒業後、神奈川県横須賀市の海軍航空技術廠科学部に入所し、同年に中村岳陵に師事しました。その後、日中戦争に従軍し、1943年の第6回新文展に「好日」が初入選しました。
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戦後は宇都宮に戻り、画家としての活動を本格化させ、日展や院展、創造美術展春季展などに出品し、入選を重ねました。1967年の第10回新日展で「牛」が特選を受賞し、1969年の改組第1回日展では「北辺」で特選と白寿賞を受賞しました。1982年には日展会員となり、1981年には栃木県文化功労賞を受賞しています。
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米陀寛は、実在感あふれる牛や馬の描写で知られ、「牛の米陀」と称されました。また、益子焼を用いた陶壁画を全国各地の公共施設に制作し、日光東照宮の絵馬の原画を十数年にわたり手掛けるなど、多彩な活動を展開しました。
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1999年には宇都宮美術館で回顧展が開催され、その作品は地元を中心に親しまれています。