狩野尚信かのうなおのぶ

時代 江戸時代
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 絵画
プロフィール 狩野 尚信(かのう なおのぶ、慶長12年10月6日(1607年11月25日) - 慶安3年4月7日(1650年5月7日))は江戸時代初期の狩野派の絵師。狩野孝信の次男で、狩野探幽の弟、狩野安信の兄。子に狩野常信がいる。通称は主馬、自適斎と号した。

狩野尚信(かのう なおのぶ)について
基本情報

生没年:1607年(慶長12年) – 1650年(慶安3年)
江戸時代前期の画家
狩野派の中心人物の一人
父:狩野孝信(狩野派の重鎮)
兄:狩野探幽(狩野派の大成者)
通称:弥五郎
法名:長岳(ちょうがく)
狩野尚信の特徴
狩野尚信は、狩野派の名門に生まれ、兄の狩野探幽とともに江戸幕府の御用絵師として活動しました。探幽に比べて柔らかく繊細な画風が特徴とされ、探幽が確立した「狩野派の新様式」に独自の表現を加えました。

画風の特徴
探幽よりも温和な画風
探幽は簡潔で洗練された構図を得意としたが、尚信はより装飾性があり、柔らかな表現を好んだ。
細部にまで描き込む「綿密な描写」が特徴。
中国風の表現
南宋・元の中国絵画の影響を強く受けており、特に「沈南蘋(しん なんぴん)」の画風に近い。
精緻な山水画、花鳥画、人物画を得意とした。
装飾性の高い作品
金碧画(襖絵や屏風絵で金箔を使った豪華な表現)においても、落ち着いた華やかさがある。
代表作
狩野尚信の作品は、現在でも各地の寺院や博物館で見ることができます。

『四季花鳥図屏風』(宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)
色彩豊かで、花や鳥の細やかな描写が特徴的。
『楼閣山水図屏風』
南宋時代の山水画を意識した構図。
『竹林七賢図』(東京国立博物館所蔵)
中国の歴史的な賢人たちを描いた作品。
『柳橋水車図屏風』
日本の風景を題材とした優雅な作品。
狩野尚信と狩野派の影響
狩野尚信は、兄の探幽を補佐しながらも独自の画風を築きました。探幽の画風が「瀟洒(しょうしゃ)で簡潔」であったのに対し、尚信の画風は「優雅で華麗」なものが多く、後世の狩野派の画家にも影響を与えました。

まとめ
狩野尚信は、江戸時代前期の狩野派の重要な画家であり、兄の狩野探幽とともに幕府の御用絵師として活躍しました。彼の作品は、探幽よりも装飾性と繊細な表現に優れ、山水画や花鳥画の名作を多く残しました。狩野派の発展に貢献し、江戸時代の絵画の基盤を築いた一人といえます。

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