東野定治ひがしのさだはる

時代 昭和22年〜
標準発表価格 600,000 円
カテゴリー 漆器製品
作品種別 現代工芸家・漆芸作家
プロフィール 石川県出身。

東野定治(とうの さだはる)氏は、石川県輪島市を拠点とする著名な漆芸作家で、蒔絵の技術で高い評価を受けています。​彼の作品は、伝統的な技法を基盤としながらも、独自の感性を取り入れたデザインが特徴です。​

代表的な作品として、漆芸額「舞う」があります。​この作品では、水面の上を飛ぶ揚羽蝶を色漆、夜光貝、卵殻を用いて表現しており、繊細な美しさが際立ちます。 ​また、カワセミを題材にした蒔絵皿では、螺鈿や卵殻、色漆を駆使して鮮やかな表現を実現しています。 ​


さらに、赤富士を描いた丸型の漆芸額も手掛けており、漆で蒔き上げた稜線の美しさが印象的です。 ​これらの作品は、輪島漆芸の伝統と東野氏の独自の感性が融合したものとして、多くの美術愛好家から支持を受けています。​


東野氏は、後進の育成にも力を注いでおり、伝統工芸士の米本匠伯氏は、1980年から東野氏に師事し、その技術を学びました。 ​このように、東野氏の影響は次世代の作家にも広がっています。​


彼の作品は、展覧会や美術館で展示されるだけでなく、オークションサイトなどでも取引されており、その技術と美意識が高く評価されています。​例えば、黒塗金蒔絵で立鶴(双鶴)図を描いた文庫(文箱)や、金縁吸物椀に秋草蒔絵を施した作品などが確認されています。​

東野定治氏の作品は、伝統的な技法と現代的な感性が融合した独自の美しさが魅力であり、今後のさらなる活躍が期待されています。​