中田一於なかだかずお

時代 1949年〜
カテゴリー 陶磁器全般
作品種別 九谷焼 作家
プロフィール 石川県指定無形文化財。日本工芸会正会員
透明の釉薬の下に銀箔を貼る釉裏銀彩の技法で知られている。
作品には青をベースとした『淡青釉裏銀彩』と桜を思わせる色合いの『淡桜釉裏銀彩』また黒をベースとした作品が多くあります。

中田 一於(なかだ かずお)氏は、1949年に石川県小松市で生まれた九谷焼の陶芸家です。三代目徳田八十吉に師事し、九谷焼の伝統技法を学びました。
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彼の代表的な技法である「釉裏銀彩(ゆうりぎんさい)」は、磁器の生地に銀箔を様々な文様に切り貼りし、焼成を繰り返すことで、釉薬を透かして銀箔の文様が見える独特の発色を生み出します。
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1982年と1990年には日本伝統工芸展で日本工芸会奨励賞を受賞し、1993年には「釉裏銀彩壷」がワシントンD.C.のスミソニアン協会サックラー美術館の永久保存作品に選ばれました。
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2002年には石川県指定無形文化財保持者に認定され、2011年には紫綬褒章を受章、2019年には旭日小綬章を受章しています。
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中田氏の作品は、伝統的な九谷焼の美しさと現代的な感性を融合させたもので、国内外で高く評価されています。その独自の技法と美意識は、多くの人々に感動を与え続けています。