楊月ようげつ

時代 室町時代
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 室町時代
プロフィール 師 周文 雪舟

楊月(ようげつ)は、室町時代(15~16世紀)の画家であり、雪舟等楊(せっしゅう とうよう)の弟子とされています。彼の作品は、雪舟や同時代の水墨表現を広く学び、独自の画風を築いたと推測されています。代表作の一つに「四季山水図屏風」があり、紙本墨画淡彩で描かれた6曲1双の屏風です。この作品は、右から左へと季節が巡り、「秋月」や「落雁」など「瀟湘八景」のモチーフが所々に描き込まれています。また、人々の多彩な営みも細やかに表現されており、当時の生活や風景を垣間見ることができます。
国立情報学研究所

さらに、楊月は「藻鯉図」という作品も手掛けています。この作品には、藻の中を泳ぐ鯉が描かれており、墨で繊細に表現された水の波紋や動きが特徴的です。この絵には、黙々道人(もくもくどうじん)による詩が添えられており、鯉の姿を通じて哲学的なメッセージが込められています。
ジン11

楊月の作品は、室町時代の芸術の特徴や美意識を反映しており、自然との調和や抽象的な表現を通じて、深い意味を探求する姿勢が表れています。彼の作品は、当時の宗教的・思想的な背景を反映しているとされ、その独特な雰囲気と詩的な内容が高く評価されています。