川手敏雄かわてとしお

時代 昭和24年〜
標準発表価格 750,000 円
カテゴリー 陶磁器全般
作品種別 現代工芸家・陶芸作家
プロフィール 師 唐九郎・重高

川手敏雄(かわて としお)氏は、埼玉県羽生市出身の陶芸家で、長野県飯田市千代にある青藍洞窯(せいらんどうがま)を主宰しています。1975年に飯田市千代に登り窯を築き、加藤唐九郎氏や重高両氏に師事した後、1978年に独立して作陶活動を開始しました。彼の作品は、灰を用いた釉薬を特徴とし、志野焼や黄瀬戸などの伝統的な技法を取り入れています。また、木こりや畑仕事、山菜採りなどの自然と共生する生活を送りながら、作陶に励んでいます。過去には、伝統工芸新作展や中日国際陶芸展、朝日陶芸展などで入選・入賞の実績があり、飯田市や関東地方を中心に個展を開催しています。2023年には、フランス・ブルゴーニュ地方のラン村で作陶活動を行い、パリのギャラリー・プリズムで展覧会を開催するなど、国際的な活動も展開しています。

川手敏雄(かわて としお)氏は、長野県飯田市千代にある青藍洞窯(せいらんどうがま)を主宰する陶芸家です。埼玉県羽生市出身の彼は、1975年に飯田市千代に登り窯を築き、加藤唐九郎氏や重高両氏に師事しました。1978年には独立し、作陶活動を本格的に開始しています。

川手氏は、木こりや畑仕事、山菜採りなどの自然と共生する生活を送りながら、灰を用いた釉薬を自作し、作品制作に取り組んでいます。彼の作品は、伝統工芸新作展や中日国際陶芸展、朝日陶芸展などで入選・入賞の実績があり、飯田市や関東地方を中心に個展を開催しています。

特筆すべきは、川手氏が自作した「イッテコイ窯」です。この窯は、焚口の上に煙突があり、炎が窯内を巡って煙突方向に戻る構造を持ち、窯内の温度が均一になる特徴があります。この窯で焼成された皿や茶碗、酒器などの作品は、日常使いの器として親しまれています。

2024年7月には、飯田創造館で「やきもの展『皿・さら・サラ』」と題した作品展を開催し、約100点の作品を展示・即売しました。また、2022年にはフランス・ブルゴーニュ地方のラン村で作陶活動を行い、パリのギャラリー・プリズムで展覧会を開催するなど、国際的な活動も展開しています。

川手氏の作品は、オークションサイトや展示会などで入手可能であり、志野焼や黄瀬戸、織部など多彩な作風が魅力です。彼の作品は、伝統的な技法と独自の美意識が融合したものであり、日々の生活に彩りを添える器として高く評価されています。