貞松善次さだまつぜんじ

時代 昭和23年〜
標準発表価格 890,000 円
カテゴリー 陶磁器全般
作品種別 現代工芸家・陶芸作家
プロフィール 佐賀県出身。

貞松善次さんは、有田焼を中心とした日本の陶芸作家として知られ、長年にわたりその独自の技法と表現で高い評価を受けています。以下に、彼の経歴や作風、受賞歴、そして作品の特徴について詳しくまとめます。

経歴と所属
所属団体
貞松善次さんは、日工会、知新会、佐賀県陶芸協会、有田陶芸協会など、複数の陶芸関連団体に所属しており、これらの会での入選や受賞を重ねながら、その実力を示しています。
作陶歴と展示実績
彼は第5回~第14回の【日工会展】や、第32回~第37回の【日展】への連続入選、さらにはアジア工芸展や九州山口陶磁展など、国内外の数多くの展覧会で賞を獲得しており、長いキャリアの中で着実にその存在感を高めています。
作風と技法
独自の釉薬研究
長年の釉薬の研究により、自由自在な表現を追求しており、特に「陽炎」と名付けられた作品は、まるで朝日の昇る瞬間のかすかな熱気や光の揺らぎを感じさせる独特の風合いが魅力です。
作品の特徴
彼の作品は、壺や花瓶、茶碗などの実用性と芸術性を兼ね備えた形状が多く、共箱や立札などの付属品とともに、その真贋や歴史的価値が評価されています。サイズや形状は多様ですが、例えば「陽炎壺」は高さ約29cm前後の迫力ある作品として市場でも人気です。
受賞歴・展示実績
主な受賞歴
第30回日本工芸会西部工芸展(佐賀県立美術館賞)
第9回知新会展(大分県知事賞)
第96回ながさき陶磁展(読売新聞社賞)
第1回アジア工芸展(佐賀県知事賞)
第2回・第3回・第6回アジア工芸展(それぞれ長崎県知事賞、唐津市長賞)
第99回九州山口陶磁展(佐賀県陶芸協会賞)
第16回知新会展(知新会賞)
第100回九州山口陶磁展(佐賀新聞社賞)
これらの実績は、彼の技術と芸術性が高く評価され、国内外の陶芸シーンにおいて重要な位置を占めている証と言えるでしょう。

作品の市場と評価
オークションやマーケットでの評価
貞松善次さんの作品は、オークションサイトや骨董市、オンラインマーケット(例:Yahoo!オークション、メルカリなど)で取り引きされ、作品の種類や状態によって価格帯は幅広く、コレクターズアイテムとしての需要も高いです。例えば、代表作とされる「陽炎壺」や各種茶碗、ぐい呑みなどが市場で注目されています。
伝統と革新の融合
彼の作風は、伝統的な有田焼の技法に現代的な感性を融合させたものであり、その斬新さと熟練の技が、多くの陶芸ファンやコレクターから支持されています。
総じて、貞松善次さんは伝統ある有田焼の枠を超え、革新的な釉薬表現と確かな技術で国内外に名を馳せる陶芸作家です。彼の作品は、単なる器としてだけでなく、芸術作品としての価値も高く評価され、今後もその動向に注目が集まる存在と言えるでしょう。