古庵千恵子こあんちえこ

標準発表価格 930,000 円
カテゴリー 陶磁器全般
作品種別 現代工芸家・陶芸作家
プロフィール 作陶生活50年余り、広島県の工芸界にて地道に創作活動を続け、県下女性陶芸家の先駆けとして後進の育成と陶芸の普及に尽力するとともに、作品を通して創作の楽しさ・自由な創造の世界を表現し続けた。
 泥漿でいしょう象嵌ぞうがん、叩き、焼締、伊羅保いらぼ、天目てんもく、立体造形を得意とし、無釉むゆう焼やき締しめでチョコレート色に発色させるオリジナルブレンド土での制作を続けており、1990年には『残雪』が光風会展工芸部門最高賞である「杉浦非水賞」を受賞。2001年、2009年、2010年にはイタリア、ギリシャ、タイといった海外でも評価されている。
 また、自身の開く窯やカルチャーセンターでの陶芸教室における後進指導の傍ら、呉美術協会理事として地元美術界の発展に努め、2008年まで26年もの間、国立呉病院附属リハビリテーション学院作業療法科の学生に陶芸を指導するなど、地域福祉へも貢献している。