中里太郎右衛門なかざとたろうえもん
時代 | 昭和32年〜 |
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標準発表価格 | 850,000 円 |
カテゴリー | 陶磁器全般 |
作品種別 | 現代工芸家・陶芸作家 |
プロフィール | 13代中里太郎右衛門(じゅうさんだい なかざと たろうえもん、1923年(大正12年)5月31日 - 2009年(平成21年)3月12日)は、陶芸家、日本藝術院会員。本名・中里忠夫。法号・中里逢庵。佐賀県唐津市生まれ。日本工匠会会長。国際陶芸アカデミー会員。 中里太郎右衛門 (12代)の長男。弟の中里重利、中里隆も陶芸家。 **中里太郎右衛門(なかざと たろうえもん)**は、佐賀県唐津市を拠点とする 唐津焼 の名門陶芸家一族の当主に代々受け継がれてきた名前です。中里家は400年以上の歴史を持つ唐津焼の窯元であり、特に茶陶(茶道具)において高く評価されています。 1. 中里太郎右衛門の歴史 中里家は、桃山時代(16世紀後半)に朝鮮半島から渡来した陶工の流れを汲み、唐津焼の伝統を継承・発展させてきた一族です。初代は江戸時代初期に唐津で作陶を始め、その後、代々「太郎右衛門」の名を継承しながら唐津焼の技術を発展させてきました。 唐津焼は、侘び寂びの美を重んじる茶道界で特に重視され、「一楽二萩三唐津」と称されるほど、茶陶として高い評価を受けています。 素朴で力強い焼き肌、自然釉や灰釉を活かしたシンプルな意匠が特徴です。 2. 歴代の中里太郎右衛門 (1)12代 中里太郎右衛門(1895~1985年) 唐津焼の伝統技法を復興し、後継者育成にも尽力。 重要無形文化財「唐津焼」保持者(人間国宝) に認定(1976年)。 朝鮮唐津、斑唐津、絵唐津などの技法を用い、特に茶碗や水指が高く評価された。 (2)13代 中里太郎右衛門(1923~2009年) 12代の息子として唐津焼の伝統を受け継ぐ。 茶道具だけでなく、現代のライフスタイルに合わせた器も制作。 国際的な展覧会にも出品し、唐津焼の魅力を広めた。 (3)14代 中里太郎右衛門(1957年~) 現在の当主であり、伝統技法を守りながらも新しい唐津焼の可能性を探求。 伝統的な唐津焼の美意識を受け継ぎつつ、現代の陶芸に通じる作品を制作。 国際的な評価も高く、国内外の展覧会で活躍。 3. 中里太郎右衛門の唐津焼の特徴 朝鮮唐津:黒釉を使った大胆な表現が特徴。 斑唐津(まだらがらつ):白い斑点模様が浮かび上がる独特の釉薬技法。 絵唐津:簡素な筆致で草花や鳥などを描いたもの。 粉引唐津:白化粧を施した柔らかい質感の作品。 4. 代表的な作品と影響 中里家の作品は、茶陶を中心に国内外の美術館やコレクターに愛されています。特に12代の作品は、日本の侘び寂びの美意識を反映した唐津焼の頂点として評価されており、茶道具の名品として知られています。 また、13代・14代にかけては、伝統を守りながらも、新しい技法やデザインを取り入れた作品を制作し、現代の食器やインテリア陶芸としても人気を博しています。 5. まとめ 中里太郎右衛門は、400年以上続く唐津焼の名門であり、12代(人間国宝)を中心に伝統を守りながら発展を続けてきた。 唐津焼は、茶道界で高く評価される「侘び寂び」の美を象徴する焼き物であり、自然な風合いや素朴な美しさが特徴。 現在の14代は、伝統的な技法を継承しつつ、新しい表現を模索している。 唐津焼に興味がある方は、唐津市の「中里太郎右衛門陶房」 を訪れると、歴代の作品や制作の様子を見学することができます。 |