河野榮一かわのえいいち

時代 昭和18年〜
標準発表価格 1,800,000 円
カテゴリー 陶磁器全般
作品種別 現代工芸家・陶芸作家
プロフィール 師 六兵衞
大阪府出身。

河野榮一(かわの えいいち)は、1943年大阪府生まれの現代陶芸作家で、日本の陶芸界において確固たる地位を築いています。彼は1973年に日展(日本展)に初入選し、翌1974年には伝統ある六代清水六兵衞や藤平伸に師事するなど、厳しい修練の中で技術と感性を磨いてきました。

経歴と受賞歴
初期の活動と師事
1973年に日展に初めて入選し、その後1974年に六代清水六兵衞や藤平伸に師事。これにより、伝統技法の継承とともに、自らの表現を確立するための基礎が築かれました。
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主要な受賞歴
河野榮一は長いキャリアの中で数多くの賞を受賞しています。
1977年には京展市長賞を受賞。
1978年および2001年に日展特選受賞。
1990年にはニュージーランドで開催されたフレッチャー国際陶芸展で大賞を獲得。
1996年には秀明文化賞、2002年には文部科学大臣賞を受賞。
2011年には日展会員賞も受賞し、その実績は国内外で高く評価されています。
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作品と芸術性
河野榮一の作品は、伝統技法を踏襲しながらも、現代的な感性と革新的な試みを融合させた独自の世界観が特徴です。

テーマと表現
彼の作品には、宇宙や大地、海などの壮大な自然のテーマが頻繁に登場し、例えば『宙へ・・・』のような作品では、手びねりによる独特のフォルムに黒釉と金銀箔を施すことで、時空を旅する舟のようなイメージを表現しています。
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技法の融合
伝統的な手法を尊重しながらも、斬新な素材の使い方や色彩表現に挑戦することで、観る者に新たな感動と驚きを与えています。
教育と組織活動
河野榮一は、陶芸作家としての制作活動だけでなく、教育面や組織運営にも積極的に関わっています。

教育活動
奈良芸術短期大学の教授として、後進の育成に力を注ぎ、次世代の陶芸作家たちへの指導に貢献しています。
組織での役割
日展会員であるとともに、工芸美術日工会の常務理事や代表として、組織の運営や業界の発展にも大きな影響を及ぼしています。
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現在と影響
現在、河野榮一は滋賀県大津市に在住し、制作活動を続けながら、日本美術の伝統と革新の架け橋として国内外で高い評価を受けています。彼の作品は、単なる陶芸品としての価値だけでなく、時代の変化を反映した芸術表現として、多くの人々に感動と刺激を与え続けています。

河野榮一は、伝統的な陶芸技法を大切にしつつも、現代の感性を取り入れた作品作りで、これからの日本陶芸界に新たな風を吹き込む存在です。