巨勢有家こせのありいえ
時代 | 鎌倉時代 |
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カテゴリー | 掛け軸,絵画、書画 |
作品種別 | 絵画 |
プロフィール | ?-? 鎌倉時代の画家。 巨勢光康(みつやす)の子。元亨(げんこう)(1321-24)のころ活躍したという。「解脱上人明恵上人縁起絵巻」が作品としてつたえられるが,巨勢氏系図中には記載がない。 巨勢有家(こせの ともいえ、生年不詳 - 没年不詳)は、鎌倉時代の画家で、巨勢派の第14世にあたります。巨勢派は、平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した大和絵の流派で、後の大和絵師たちに大きな影響を与えました。 家系と背景: 巨勢有家は、巨勢光康の長子として生まれました。巨勢光康は、巨勢派の第13世であり、代表作として「地蔵尊霊験絵巻」が知られています。有家は、父の後を継ぎ、巨勢派の伝統を受け継ぎました。 主な作品と特徴: 「石清水八幡遷座縁起絵」:この作品は、石清水八幡宮の遷座に関する縁起を描いたもので、巨勢有家の筆と伝えられています。画面上部に日輪、下部に月輪を配し、縁起絵としての性格と礼拝画としての性格を兼ね備えています。樹木や岩などの描写には新手法が窺われ、鎌倉時代末期の作と考えられています。 WIKIPEDIA 「解脱上人明恵上人縁起絵巻」:この絵巻は、解脱上人(明恵上人)の生涯を描いたもので、巨勢有家の作品とされています。詳細な内容は不明ですが、巨勢派の特徴である明るい彩色と柔和な人物表現が見られると考えられます。 コトバンク 巨勢有家の作品は、鎌倉時代の大和絵の発展において重要な位置を占めており、後世の絵師たちに多大な影響を与えました。特に「石清水八幡遷座縁起絵」は、縁起絵としての性格と礼拝画としての性格を兼ね備えた名作として評価されています。 |