法眼円伊ほうがんえんい

時代 鎌倉時代
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 絵画
プロフィール 円伊(えんい、生没年不詳)は鎌倉時代後期の画僧。僧位は法眼和尚位で国宝である一遍聖絵を描いた。
生まれや生い立ちは不明だが時宗の開祖である一遍の生い立ちを描いたり当時の庶民の生活などを描いた作品も遺している。


法眼円伊(ほうげん えんい、生没年不詳)は、鎌倉時代後期の画僧で、時宗の開祖である一遍上人の伝記を描いた「一遍聖絵」の制作に携わったことで知られています。彼の僧位は法眼和尚位であり、絵師としても高い評価を受けています。

主な作品と特徴:

「一遍聖絵 巻第七」:この絵巻は、1299年に制作されたもので、法眼円伊の筆によるものです。全12巻からなる「一遍聖絵」のうち、第7巻は一遍上人が近江の関寺から京都で念仏を広める様子を描いています。やまと絵の技法に宋元画の影響を受けた作風で、精緻な背景描写が特徴です。
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法眼円伊の作品は、鎌倉時代の絵画における重要な位置を占めており、後世の絵師たちに多大な影響を与えました。特に「一遍聖絵」は、時宗の教義や一遍上人の生涯を視覚的に伝える貴重な資料として、高く評価されています。