興教大師覚鎫こうぎょうだいしかくはん

時代 平安時代
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 絵画
プロフィール 興教大師(こうぎょうだいし)、法号は覚鑁(かくばん)は、平安時代後期の真言宗の高僧であり、新義真言宗の開祖として知られています。彼は真言宗の中興の祖とも称され、その教えと活動は後世に大きな影響を与えました。

生涯と業績

覚鑁は1095年に生まれ、幼少より仏教に深い関心を持ちました。後に高野山で修行を積み、真言密教の教えを深く学びました。その後、金剛峯寺の座主(住職)に任命され、真言宗の教義の復興と発展に尽力しました。また、和歌山県の根来山に根来寺を建立し、これが新義真言宗の総本山となりました。

教えと影響

覚鑁は、密教の教えを広めるだけでなく、浄土信仰とも融合させた独自の教義を展開しました。彼の教えは、後の真言宗の発展や他の仏教宗派にも影響を与えています。

関連寺院

智積院:真言宗智山派の総本山であり、覚鑁の教えを受け継いでいます。
成田山新勝寺:千葉県成田市にある大本山で、多くの参拝者が訪れます。
川崎大師平間寺:神奈川県川崎市にある大本山で、厄除けで有名です。
これらの寺院は、覚鑁の教えと精神を現在に伝え、多くの人々の信仰の中心となっています。

覚鑁の生涯と業績は、日本仏教史において重要な位置を占めており、その影響は現代にも続いています。