中村徹なかむらとおる

時代 1952年〜(昭和27年)
標準発表価格 160,000 円
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家
プロフィール 中村徹(なかむら・とおる)
1952年 石川県出身
1987年 第19回日展特選
1991年 第23回日展特選
師 元宋

中村 徹(なかむら とおる)氏は、1952年に金沢市で生まれた日本画家です。1974年に日春展に初入選し、以降、日展や日春展に毎年出品を続けています。
トルナカムラ

彼の作品は、岩絵具の特性を活かした象徴的な表現が特徴です。中村氏は、岩絵具について「粒子のある岩絵具はキラキラと輝き宝石のように美しい。粒子の粗いものは濃くて色鮮やかで、細かいものは淡く明るい色調になる。絵具の性質上、琳派のような装飾性に適しているが、写実的表現には向いてなく、私は『象徴性』に重きを置いて制作している。」と述べています。
石川県銭屋五兵衛記念館

また、彼は「世の中が変わっても常に一定して変わらないもの、そういった本質的に大切なものを見失わず、自分なりの制作を続けていけたら」との信念を持ち、制作活動を続けています。
石川県銭屋五兵衛記念館

2019年には、改組 新 第6回日展において東京都知事賞を受賞し、その際のインタビューが公開されています。
公益社団法人日展

2023年2月には、石川県銭屋五兵衛記念館で「中村徹 日本画展 ~岩絵具に魅せられて~」が開催され、日展・日春展に出品された作品が展示されました。
石川県銭屋五兵衛記念館

中村氏の作品は、岩絵具の美しさを活かした独特の表現で、多くの人々に感動を与え続けています。